IL-6阻害薬とJAK阻害薬はうつや不安の症状を改善する可能性が示されました

当講座の藤井貴之先生は、KURAMAコホートを用いた研究で、IL-6阻害薬とJAK阻害薬はうつや不安の症状を改善する可能性が示されました。

関節リウマチが悪い状態が続くと、うつや不安といった精神科的問題の合併が多くなることが知られています。多くの生物学的製剤やJAK阻害薬は、治療開始前のうつや不安といった症状は、投与開始により改善することが既存の研究で知られていましたが、関節リウマチの状態が落ち着いた後も、さらに精神状態を改善させるかどうかについては、知られていませんでした。本研究では、生物学的製剤やJAK阻害薬で安定した患者さんを対象に研究を行いました。その結果、IL-6阻害薬とJAK阻害薬投与患者さんにおいて、1年後のうつや不安の症状がさらに改善していたことが明らかになりました。本研究は患者個別化医療のさらなる発展につながる可能性があります。

上記の研究結果はRheumatology誌に掲載されました。